【リン・硫黄】インスタント食品や加工食品の食べ過ぎは注意!

リンの働き

リンはすべての生物に必須ミネラルで、エネルギー代謝や脂質合成および代謝などの役割があるとされています。またカルシウムとともに骨格を形成する働きもあると言われています。

必要量と含有量

通常の食事でリンが不足することはあまりありません。リンの1日の必要量は、成人男性で1000mg前後、成人女性で900mg前後です。そして現在の摂取量は成人男性で1044mg前後、成人女性で916mg前後と必要量を満たしているため、サプリメントなどによる補給は必要ありません。

 食品食品100gあたりのリンの量
魚類カタクチイワシ1500mg
あじ700mg
ししゃも540mg
肉類豚肉380mg
鶏肉300mg
牛肉230mg
野菜しそ230mg
しらす210mg
みそ150mg
その他するめ1100mg
プロセスチーズ730mg
ゆで卵570mg

過剰になると

リンは過剰に摂取しても速やかに排泄されるため、健康な人では通常の食生活で過剰症が問題となることは、ほとんどありません。インスタント食品やサプリメントなどで2100mgを超える摂取量あるいは、長期間リンを過剰摂取すると、腎機能の低下、副甲状腺機能の亢進、カルシウムの吸収抑制などが起こることが知られています。

  • 水分調整機能の低下
  • カルシウム吸収を阻害

硫黄の働き

硫黄は、コエンザイムAの元となるミネラルとされています。このコエンザイムAには糖質や脂質の代謝に作用します。
また硫黄を含むアミノ酸として、メチオニン・システインがあります。メチオニンには、肝臓において解毒や有害ミネラルが蓄積されるのを防ぐ働き、血中コレステロール・ヒスタミンの血中濃度の調節などの役割を果たしています。システインはケラチンを構成しているアミノ酸の1つです。このケラチンには爪や髪の毛を健康に保つ効果があります。その他にも冷え性を改善・鎮痛作用などがあるとされています。

必要量と含有量

成人の体内には約112g含まれており、通常の食事で硫黄が不足することはあまりありません。また体内の硫黄を維持するために必要な硫黄は極めて少なく、必要量の算出が困難とされています。硫黄を多く含む食品は、魚介類や肉類などのタンパク質を多く含む食品に含まれています。

過剰になると

健康な人では通常の食生活で過剰症が問題となることは、ほとんどありません。サプリメントなどで硫黄を過剰摂取すると、血中のホモシステイン濃度を上昇させてしまい動脈硬化の原因となります。また悪心・嘔吐・めまい・嗜眠・低血圧・興奮・血中葉酸濃度低下・白血球増加・尿中へのカルシウム排泄促進などの症状が現れる場合があります。

  • 嘔吐
  • めまい
  • 低血圧
参考

厚生労働省、「統合医療」情報発信サイト

国立健康・栄養研究所

厚生労働省、「平成28年国民健康・栄養調査報告」

「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書

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